会社概要

~先代(三代目 島本 寿)の回顧録より~
創業は大正8年(1919年)祖父【島本伊太郎】が現在の場所に石屋を創業しました。それまでの家業は料理屋だったと聞いています。当時加工石屋は数えるほどしかなかったそうで、祖父は採掘業(丁場)と加工とどちらにしようか迷ったそうです。どちらでも選べたなんて羨ましい話です。
取り扱う石種は庵治石が殆どで、緻密で丁寧な仕事がモットーのうるさい爺さんでした。相撲と酒が好きで、場所中は仕事を早々に切り上げ、近所の友達とちびりちびりと酒を飲みながら相撲を楽しんでいたようです。
石塔を運ぶのに馬車を使用していたのが記憶に残っています。馬に牽かれた大きな台車の後に石を載せてのんびり運んでいました。商圏は愛媛と岡山がメインだったそうですが、香川は当時の石屋さんの数で充分足りていたのでしょうか?二代目は私の父【島本時夫】です。初代にも増して頑固親父で、私にとっては悩みの種でした。私の意志など全く無視して石屋を継がせようとしました。だからといって石屋の技術を教えてくれるかというとこれが全く反対で、何も教えてはくれませんでした。とにかく、「見れば分かる」というタイプでした。この頃も扱う石は庵治石が多かったようです。二代目になって商圏は四国の近くから広島や大阪、そして関東圏に広がっていきます。運送屋さんを使うこともありましたが、小さなトラックで自社便配達もどんどん行うようになりました。私が免許を取ってからは、次第に配達に駆り出されるようになっていきます。多いときで月3回位は東京まで往復していました。夕方工場出発~次の日の昼前東京到着。夕方まで納品、その後帰路につき~その次の日の昼前帰宅。これを繰り返していました。クレーンのないトラックで、一人での荷下ろしはきつかったです。

その後私【島本壽】が三代目として石屋を継ぎます。29歳の時です。
扱う石は今までと変わらず庵治石が中心ですが、外国の石がどんどん原石で輸入され、扱う石種に加わってきます。石屋の世界に入ってから、丁場に足を運ぶ機会が多くなり、石を眺め続けたことは、その後庵治石の傷やカサネ、その他を判断する目を養えたと思っています。これからも今迄に培った庵治石を見る目を大事にし、丁寧な加工をすることで更に上品で美しいお石塔をお届けしようと思っています。
近年は、昔の技術【砥石磨き】で、更なる良さに近づく為日々努力しています。

会社名有限会社 島本石材工業
所在地〒761-0121 香川県高松市牟礼町牟礼2424-5
TEL087-845-9482(AM8:00~PM5:00)
定休日毎週日曜日、隔週土曜日、祝日
創業大正8年(1919年)
代表者島本 健一郎(四代目)
事業内容墓石製作、神社仏閣石工事、石材関係全般

工場のご案内

当社創業以来代々受け継がれてきた石への情熱と妥協を許さない頑なまでの職人の腕。
その匠の技を墓石ひとつひとつに確実に注ぎ込み、お客様には「語り継がれる上質」という宝物と安心と信頼をお約束いたします。

加工中のお墓の見学など、喜んでお受けいたします。詳細はお問い合わせください。

お墓の据え付けまで、責任を持って丁寧に作業をいたします。耐震用ボンド、ゲル、耐震棒を使用し、地震などの災害にも強い、丈夫なお墓づくりをいたします。

ごあいさつ

創業大正8年(1919年)、曾祖父【島本伊太郎】が現在の場所に石屋を創業しました。以来100余年、4代にわたって代々受け継がれてきた石への情熱、そして妥協を許さない頑なまでの職人の腕。その匠の技を墓石ひとつひとつに確実に注ぎ込み、お客様には「語り継がれる上質」という宝物と安心と信頼をお約束いたします。